レポート

学校旅行の価値をアップデート

「学校旅行の価値ってなんだろう?」
「デジタルで置き換えられない価値って?」
その答えとなるものを求めて、茨城県石岡市へと向かいます。

はじめまして!ライターの藤川です。
今回の記事では8月3日に行った「森と未来の学校」の下見として体験してきた内容や、その時感じたことなどを書いていきたいと思います。

▼目次

当日のスケジュール

①「いばらきフラワーパーク」へ集合、顔合わせや説明
②八郷の自然の中で沢登り
③やさと温泉「ゆりの郷」で昼食
④神生バラ園見学
⑤岡野ファームで振り返り

いばらきフラワーパークで顔合わせ、事業説明

集合場所となった「いばらきフラワーパーク」では、今回の「森と未来の学校」に関わる方々の顔合わせを。今回のプロジェクトに、どんな立場の人がどうやって関わろうとしているのかを確認しながら、自己紹介をしました!

その後には事業についての説明や意見交換会。「学校旅行の価値を再定義」することや「都内の生徒が茨城への関係性を持つ」ための事業を目指します。

これまでは物理的な距離を克服することが価値だったのだと思います。でもデジタル化が進んだ現代では、現地に行かずとも様々な情報を得られるようになりました。そんな時代の学校旅行には、デジタルで置き換えられないものを提供することが価値となるのだ、と。

そしてその置き換えられないものこそが、「肌身を持って自然を体験すること」や「人の持つ熱量(想いの強さ)」、そして「社会課題解決を通した地域への関わり」なのだと思います。「森と未来の学校」の表す「森」とは「八郷」のことであり、「未来」とは「つくば」のこと。八郷で自然の空気に身を置き、つくばで起業家の熱に触れる。その体験の中で、地域への繋がりを持ってほしい。そんな想いを感じました。

「森」を象徴する八郷で沢登り

その後は八郷に行って沢登り。木々に囲まれた自然の中、敢えて歩道ではなく沢を登っていく道のりをたどります。夏の日差しを浴びながら、沢のきれいな水に足をひたして歩いていくのは、とても気持ちのよい体験でした!

道中で手に入れた竹を切り分けてコップを作る体験やたき火の体験も。「八郷留学」原部さん自家製の梅シロップと沢のきれいな水でつくった「梅ジュース」をいただきました。

焚き火を囲みながら原部さんが言っていた「焚き火をして遊んだほうが山は良くなる」という言葉が印象的でした。木を燃やすとアルカリ性になり、肥料となる。それが木々や作物を育てるのだとか。自然を間近に生活している原部さんだからこそ持つ知識、考えがあるのだと思いました。

ゆりの郷で昼食を

お昼の食事はやさと温泉「ゆりの郷」へ!
JAやさと直営の地元で採れる新鮮な食材を使った料を味わうことができました。今回は行けなかったのですが、温泉もあるので自然の中でのレクリエーションをした後も心配なさそうです!

切りバラ農家「神生バラ園」の見学

次に向かったのは、神生バラ園さん。
東京などの事業者へバラの卸しをしながら、2020年からはオンラインサイトでの個人向けの販売も始めているのだとか。

当日は出荷作業を行っている最中の作業場も見せてもらい、どのようにバラの出荷作業を行うのかを知ることが出来ました。温度管理や長さの調節など、細やかなこだわりを感じます。

その後は実際に剪定をしながら、即興でブーケを作り上げていく過程も披露してもらいました!花や植物の特徴といった知識の量はもちろんのこと、どのようにまとめ上げていくと綺麗に見えるのか、試行錯誤を重ねてきたのだろうことが感じられました。

華やかなバラだけでなく、それを引き立てる他の植物にも目を向けていることがわかります。

岡野ファームで交流も

ここからはオプショナルツアー!神生さんが教えていただいた
「岡野ファーム」さんへ向かいました。20種類以上のブルーベリーが600本以上あるという農園でブルーベリー狩りが出来るそう。
古民家を改装したカフェも併設していて、ブルーベリーを使用したジェラートを堪能できます。

自然を近くに臨むきれいなカフェで、八郷での体験を振り返ることができました。

まとめ

今回は「森と未来の学校」の下見として茨城県石岡市八郷地区を巡りました。自然の多いこの場所で出会ったのは、温かい人ばかり。その温かな人柄の中にも軸があり、自身の事業へと向ける熱量(想い)が確かにあるのだと感じました。

人の熱量(想い)に触れることで、自分自身もより一層頑張りたいと思える。そういう力があるのではないでしょうか。

#茨城
#八郷

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